舞台美術で参戦です sunday play 日本の名作 #2 「友達」
舞台の裏側で大道具さんのサポートなどはいつものことなんですが。
実際何をどう進めていけばいいのか、最初は手立てが浮かばず悩ましかったです。
でもまぁ折角だし、ここは僕の知らない世界なのだからと、
思いに任せてとにかく動くことから始めて、
役者や関わる人たちと会って話し、
稽古を眺めては生まれくるシーンと出会い、
これから事件が起こるであろう劇場を眺めて。
このお芝居がどうやって紡ぎだされていくのかを眺めているのはとてもわくわくする。
たくさんの人間が関わりながら、時間とともに形づくっていく中に、
もちろん「ここまでやれば完成」なんてものはなく、
どこまでも可能性を見つけてはトライ&エラーを繰り返す。
それは芝居に限ったことでなく、
そもそも何かが生まれるってそういうことだろって改めて考えさせられた。
生まれては、どんどん変化し、成長していく芝居に、どうやれば空間が順応できるか・・・。
いろいろ拾って、積んで、崩して、削って、最後に残った、
・劇場の空間にピンと浮かんだワイヤーフレームのキュービック。
・「私たちなんか、ただの世間にしかすぎなかったのに……」という台詞。
・個とシステム
この三つの要素をシンプルに。
今、美術の製作をしている最中なのですが、生まれ出てきている美術のひとつひとつが、
どんなふうに役者を包み、
どんなふうに音と共鳴して、
どんなふうに光と影を作りだし、
どんな表情で観客を迎え入れるのか…。
今から楽しみで仕方ない。
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現代演劇レトロスペクティヴ
sunday play日本の名作#2『友達』
作:安部公房
演出:ウォーリー木下
振付:長谷川寧(冨士山アネット)
音楽:ヨース毛(ザッハトルテ)+
にしもとひろこ(たゆたう)
美術:友井隆之
出演:長谷川寧(冨士山アネット)/
平林之英 安元美帆子 赤星マサノリ 椎原小百合 井田武志/
稲森明日香(夕暮れ社
弱男ユニット) 田中良子(ブルーシャトル) 中山義紘(劇団Patch) 野村侑志(オパンポン創造社) 兵頭祐香(オリジナルテンポ)/
森澤匡晴(スクエア) 末永直美(VOCE企画)/
河東けい(関西芸術座)
日時:2014年7月11日(金)~14日(月)
・7月11日(金)19:30
・7月12日(土)15:00/19:30
・7月13日(日)11:00/16:00
・7月14日(月)15:00
※各公演の終演後にゲストを迎えてのアフタートークがあります。
7/11(金) 19:30 土田英生(MONO)
7/12(土) 15:00 福谷圭祐(匿名劇壇)/坂本アンディ(がっかりアバター)
7/12(土) 19:30 野村雅夫(FM802)
7/13(日) 11:00 堀江ひろゆき(劇団大阪)
7/13(日) 16:00 大橋也寸(演出家/近畿大学名誉教授/近畿大学国際人文科学研究所客員教授)※
7/14(月) 15:00 福永信(小説家)
※「現代演劇レトロスペクティヴ」では、初演の上演に関わった方や当時の状況をご存知の方を終演後のシアタートークにお招きして、お話をしていただいております。
7/13(日)の終演後は、安部公房作品の演出経験があり親交があった大橋也寸さんにお越しいただきます。
会場:AI・HALL(伊丹市立演劇ホール)
伊丹市伊丹2丁目4番1号 Tel. 072-782-2000
Web. http://www.aihall.com/
料金:[全席指定・税込]
一般 3,500円 / 高校生以下(当日、要証明書) 1,500円 / シニア(60歳以上。当日、要証明書) 2,500円
※当日券は、各500円増しとなります。
★”友達”割引(sunday前売のみ取扱)
3人以上→1人 2,500円 9人以上→1人 1,500円
- チケット取扱 -
sunday(サンデイ) http://sunday-go.jp/tomodachi/
チケットぴあ Tel. 0570-02-9999(音声自動応答予約) http://pia.jp/t
アイホール Tel. 072-782-2000(9時~22時・火曜休館)
- お問合せ:sunday -
Tel. 090-3870-4401
Mail. tomodachi@sunday-go.jp
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